事務所だより「秋に向けて、いま一度確認しておきたいこと」 (令和8年9月号)
秋に向けて、いま一度確認しておきたいこと

まだまだ暑い日が続いていますが、朝晩には少しずつ秋の気配を感じる季節となりました。
今年の熊本は地震の影響もあり、事業や生活の面で慌ただしい夏を過ごされた方も多かったのではないでしょうか。被害を受けられた皆様には、改めて心よりお見舞い申し上げます。
今回は、これから秋に向けて事業者の皆様に確認していただきたいポイントをご紹介します。
■ 熊本地震に関する支援制度を確認しましょう
令和8年熊本地震を受け、熊本県では事業者向けの各種支援策が案内されています。
9月には県内各地で「事業者支援施策説明会」も予定されています。
建物や設備、機械などに被害があった場合はもちろん、地震の影響による売上減少や資金繰りなどについても、利用できる制度がないか一度確認しておきましょう。
また、災害によって事業用資産などに損害が生じた場合には、税務上の取扱いが通常とは異なることがあります。
「これは経費になるのか」「補助金を受け取った場合はどう処理するのか」など、判断に迷うものがありましたら、資料を捨てずに保管してご相談ください。
■ 熊本県の最低賃金、引上げの動きがあります
熊本県の現在の地域別最低賃金は1時間1,034円です。
そして9月1日、熊本地方最低賃金審議会から、これを1時間1,092円へ引き上げ、12月1日から適用するとの答申が出されました。
パート・アルバイトを雇用されている事業者の方は、現在の時給だけでなく、月給制の従業員についても時間額に換算して最低賃金を下回っていないか確認しておきましょう。
最低賃金の引上げは人件費全体にも影響します。年末になって慌てないよう、早めに給与体系や人件費負担を確認しておくことをおすすめします。
■ 9月は上半期の数字を振り返る良い時期です
今年も残すところ4か月となりました。
個人事業者の方は、そろそろ1月から8月までの売上・経費を整理して、今年の利益がどの程度になりそうか確認してみましょう。
利益が大きく増えている場合には、所得税や消費税などの納税額も増える可能性があります。
逆に、設備投資や修繕などを予定している場合には、「いつ実施するか」によって今年の税金に影響することもあります。
年末になってからでは選択肢が少なくなりますので、節税対策や設備投資の検討は秋から早めに進めておくことが大切です。
■ 今月の税務カレンダー
9月10日
8月分の源泉所得税・住民税特別徴収分の納付期限
9月30日
7月決算法人の法人税・消費税等の確定申告・納付期限など
該当する事業者の方は、早めの準備をお願いいたします。
季節の変わり目は、夏の疲れが出やすい時期でもあります。
地震への対応や物価高、人件費の上昇など、事業を取り巻く環境も変化しています。「こんなことを税理士に聞いていいのかな?」ということでも構いません。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。